手術・治療

低濃度アトロピン点眼治療 (自由診療)

幼児から18歳以下の近視のお子様に対して行っている治療方法です。近視とは遠くを見るときにピントが合わずはっきり見えない状態です。幼い頃から近視があると、成長と共に近視が進行していき、高度な近視の場合は網膜剥離、緑内障などの眼の病気に発展する可能性が高くなります。近視の原因は主に6歳から20歳前後までの間に眼軸が伸びることが原因とされています。一度眼軸が伸びると元に戻ることはなく、近視進行を抑制するためには眼軸の伸びを抑えることが重要です。近視治療の研究において、低濃度アトロピン点眼は眼軸の伸展を抑制すると報告があります。自由診療となっておりますので、治療を初めて希望される方は事前にお電話(023-522-4686)でご連絡お願いいたします。

低濃度アトロピン点眼の適応

*年齢:18歳以下
*近視以外に目の病気がないこと
*定期的な通院が可能なこと

診療の流れ

初回は治療の適応となるか検査、診察を行います。
低濃度アトロピン点眼は就眠前に両眼1滴ずつさしてください。
点眼処方し、1ヶ月後に診察します。
その後は3ヶ月毎に定期診察を行います。

●本治療では近視進行を20〜40%程度抑制するものであり、近視が全く進行しないわけではありません。また視力を回復する治療ではありません。
●点眼による副作用に眩しさ、アレルギー症状(かゆみ、充血、眼瞼炎)、灼熱感、稀に動悸がおこる場合があります。