診療内容

白内障

夜間の運転中に信号や対向車のライトが強く感じて見にくかったり、以前より近くも遠くもかすんで見えたりするような症状は、もしかしたら白内障が原因かもしれません。白内障は年齢を重ねるとともに増えていき70歳になる頃には、ほとんどの方が持つ身近な病気です。

白内障では物を見るときにピントを合わせる役割をする水晶体という部位が濁ってきます。この水晶体の中身は生まれた時は透明ですが、加齢や紫外線、たばこ、糖尿病、薬剤が誘引となり濁りがでてきてしまいます。一度水晶体に濁りが出ると消えないため、年々白内障は進行していきます。

水晶体の濁りはカメラのレンズの濁りと似ており、かすんでみえたり光がまぶしくなったり、二重にみえたりという症状がでてきます。濁りが進むと視力が低下してきます。

治療方法は白内障の進行予防の点眼薬と白内障手術があります。白内障の点眼薬は白内障の進行を遅らせるためのものであり、白内障自体がなくなるわけではありません。白内障により視力が下がってしまった場合は白内障手術が勧められます。